【後半】1歳8ヶ月のかいじゅうくん 〜ことばと心の育ち〜

夕方のお風呂タイム。

気持ちの切り替えには少し時間がかかるけれど、いざ湯船に入ってしまえば、ほーっと気持ちよさそうな顔。

お気に入りのアヒルのおもちゃを浮かべて、ニコニコしながら手でバシャバシャ。

“入りさえすれば快適”だけど、そこに至るまでの気持ちの移行が、今のかいじゅうくんにはちょっとしたハードル。

🌏ごっこ遊びの世界がはじまっている

最近のかいじゅうくん、遊びの中に“誰か”の存在が出てきた。

人形を横一列に並べて満足げにニッコリ。かと思えば、それを一瞬でバラバラに散りばめてご満悦。

テンションによって、配置が変わるらしい。

歯ブラシで人形の歯を磨く真似をしたり、ギュッと抱きしめたり、たまに投げたり。

“お世話したい気持ち”と“なんか楽しい感情”が交差していて、見ていてとてもおもしろい。

お気に入りはなぜかカレーパンマンと食パンマン。アンパンマンやばいきんまんよりも、サブキャラ派のようだ。

🗣️「ことばの芽」がちょこんと顔を出す

バナナを見て「バナー」と言ったり、「トコトコトコ…」とひとりで言いながら歩いていたり。

まだはっきりと意味のある言葉ばかりではないけれど、“音で伝えようとする力”がぐっと増えてきた。

「いただきます」は言えないけれど、手をパチンと合わせることは覚えた。

お尻を指差して「うんち出たよ」アピールが一度だけあったのも、ある意味すごい進歩!

“ことばを覚えていく前段階”の今、表情や仕草も含めて「伝えたい」があふれている。

🥧夜泣きと授乳、母のゆらぎ

夜中は2〜3回、ギャン泣きで起きる日が多い。

両手で包み込むように横抱きしてスイングトントン。うとうとしてきたら縦抱きでトントン、左右に揺れて、最後はきらきら星の鼻歌でやっと落ち着く。

眠たいとき、甘えたいとき、安心したいとき。

授乳は今でもそんな“心のよりどころ”で、寝る前にフォローアップミルクを飲んでも、それだけじゃ足りないことがある。

そろそろ卒乳した方がいいのかな…と思いながらも、正直なところ寂しい気持ちの方が大きい。

いつまでも赤ちゃんな部分があってほしい。繋がっていたい。

そんな母の本音もある。

独身の頃、「こんな月齢でまだ授乳してるなんて、親離れ子離れできてないんじゃ…」と思っていた自分。

でも、今はまったくちがう。

目の前のこの子と過ごして、ようやくその意味がわかってきた。

卒乳は、体よりも心の準備が必要なんだと、毎晩のトントンが教えてくれる。

 

📦 しめくくりメモ:1歳8ヶ月、ことばと心のゆらぎ

・ごっこ遊びの中に“誰かを思う気持ち”が芽ばえてきた

・ことばにならない音やしぐさにも「伝えたい」がたっぷり詰まっている

・夜泣きや授乳の中で育つ、子どもの安心感と、親の葛藤

・“卒乳”は親子で一緒に越えていく、小さな心の節目かもしれない

毎日が初めての連続で、うまくいかない日もあるけれど、

 

 

かいじゅうくんの中には、確かに“こころの成長”が息づいている。


📘次回は、「1歳8ヶ月の暮らしを支えるアイテムたち」をテーマに、わが家で実際に役立っている育児グッズや工夫をご紹介します。

毎日をちょっとラクに、ちょっと楽しくしてくれる仲間たち。こちらもどうぞお楽しみに◎

ー みんなからのおたより ー

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